Angel Beats!、第9話感想

先日、AngelBeats!の第9話「In Your Memory」が放送されました。

今回はSSS部隊の動きはほとんどありません。
時間の経過的には1日経っているかいないかくらいの勢いです。

続きはネタバレになってますのでまだ放送されてない地域の方は注意してください。

今回は7話に続いて音無の生前の話でしたね。

7話の描写だと、列車事故で即死したような展開でしたがその後にも
エピソードがあったんですね。

とりあえず、今回がまさか生前の話だとは思わなかったので見入ってしまいましたね。
いきなり「Day 1」とかテロップされて困惑しましたし。

でも私としてはAB、ここまでされると拍子抜けというか、
軽く裏切られた感じです。

放送前に麻枝さんが言っていた言葉、
「今回は既に死んだ後の世界なので、さらに人が死ぬことはない。」

確かに「死んだ世界」では誰一人として死んでいませんし、
主要キャラクターの生前から「死」までの描写は物語上必要なので
全然OKなんですけど、結構それ以外の人も死んでしまってますよね？

音無の妹である「初音」も死んでしまっているし、
列車事故で頭を負傷した人も途中で死んでしまい、
ゆりの姉妹達も死んでしまっています。

これでは今まで指摘されてきた、
「人を死なせることでしか、感動させられない」
というKeyの典型を崩せていません。

「人を死なせることで、絶望や生きる意味を見出す」
という物に変わったに過ぎません。

Keyは人が死なない、病まない作品が今までありません。
(planetarianは一応SFの部類に入るので別ジャンルとして考えます。)

これらが私にとってABに期待していた部分であり、落胆した部類です。

ちょっとそれてしまいましたね。

第9話の後半部分はとうとう核心に触れるような内容でした。
天使の真の目的、そしてSSS部隊との対立の真の訳。

音無はその中立的な立場に立ち、
「全員をこの世界から卒業させる」という新たな目標が出来た訳ですね。

今までは天使を倒し(もしくは抑止し)この世界に留まるという、
真逆なものでした。

正直、一体どうなるか分からないといったところです。

いままでSSSが抗ってきたことの意味が全て消えてしまう訳だし、
果たして「人並みの青春」で全員が納得するものか。

生前の未練が、死んだ世界で果たせるのか。
音無は消えないのか。

来週からの新展開に期待です。

2010/05/30 (Sun) Angel Beats! Trackback() Comment(0)